2014年10月1日水曜日

近所の商店街を歩いてみよう:広報よこはま なか区版 平成26年7月号


近所の商店街を歩いてみよう
地域には昔から私たちの生活を支えてくれている商店街があります。本牧通りにはそうした商店街が連なっています。本牧にお住まいの青山さん。「普段の買い物は、週末に大型スーパーでということが多い」とのことですが、親子で商店街を歩いてみました。どんな発見があるでしょう。

左から 青山由紀子さん
美海(みみ)ちゃん(小学3年生)
亜海(あみ)ちゃん(小学6年生)


商店街を歩く

商店街を歩く

商店街の会長さんと町内会長さんに聞きました

本牧通りの商店街はどんな商店街?
麦田町発展会、本郷町商栄会、本牧リボンファンストリートなどの商店街が続き、生鮮食品から日用品、飲食店……いろいろな業種の店があります。老舗あり、新しい店あり。それぞれこだわりをもって品揃えをし、お客さんとのやり取りを大切にする地元の商店街です。

どんな歴史があるのかな?
本牧通りの道筋は、明治の終わりに路面電車を通すためにできました。大正時代に今の上台集会所のところに公設市場ができて、それが本郷町の商店街の元となりました。昭和30~40年代は、市電に乗って根岸、磯子、山元町はもちろん神奈川区の方からも買い物客が来てにぎわいました。大売り出しのときなど見渡せないくらい人出があったんですよ。昭和21年から57年までは本牧に米軍住宅があったので、小港のほうにはアメリカ人のための店もありましたね。

昭和35年頃、小港で。日本ではまだ珍しかったクリスマスツリー用のモミの木も本牧では買えた(石田榮一さん撮影)
昭和35年頃、小港で。日本ではまだ
珍しかったクリスマスツリー用のモミの
木も本牧では買えた(石田榮一さん撮影)

にぎわいをみせる昭和47年頃の上台公設市場(大谷不動産 提供)
にぎわいをみせる昭和47年頃の上台公設市場
(大谷不動産 提供)

地域では商店街の魅力を知る「うんちくツアー」もやってます。
左:山手地区商店街連合会 佐久間会長
右:本牧二丁目南部町内会 石田会長



電気屋さん
まちの電気屋さんって、頼りになるのね。
アドバイスがいっぱいのブログも役立ちます。
青山さん(お母さん)

じっくりお話をお聞きしてそのお宅に合った家電製品をお勧めしています。修繕や電気工事もしているので、住まいのいろいろな相談をお受けすることも。毎月、「聞こえの相談会」という補聴器の相談会もやっていますよ。細かい調整や使い方、どこに相談したらよいかわからない方が多いのでね。お客さんとのお付き合いを大切にしています。
おおたに家電 大谷雷太さん
おおたに家電 大谷雷太さん

まちの電気屋さんならではの「聞こえの相談会」
まちの電気屋さんならではの「聞こえの相談会」



お肉屋さん
さすが食の職人さん。こだわりをもって
手間暇かけて作っているから、
おいしいんですね。
亜海ちゃん (お姉ちゃん)

親の代から肉を売るだけでなくハム・ソーセージなど加工品を作っていましたが、私は本場・ドイツに3年半、修業に行き、ドイツのハム作り職人の称号をいただきました。奥の作業場で、毎日、自分の店だからこそできる納得いくおいしさにこだわって、加工品を作っています。小売の良さはお客さんと話ができること。揚げ物もやっていて、注文を受けてから作っていますヨ。
杉山牛肉店 杉山壮二さん
杉山牛肉店 杉山壮二さん

ドイツの食品コンクールで7年連続入賞しているハム・ソーセージ
ドイツの食品コンクールで
7年連続入賞しているハム・ソーセージ



魚屋さん
魚をおろしてくれるのって、ホント助かります。
旬の魚とかお店の人に聞いてみましょう。
青山さん(お母さん)

関東大震災の前から、この町で商売していますよ。私は4代目かな。魚も貝も種類は豊富に揃えています。惣菜や、曜日によってはお寿司もあります。もちろん、魚を開いて下処理したり、おろしたりもしますよ。どうやって食べたらおいしいか、調理の仕方や旬の魚もご紹介します。お客さんとのやりとりを大事にしてますから、気軽に聞いてくださいね。
魚秀 岩崎秀一さん
魚秀 岩崎秀一さん

威勢のいい掛け声でお客さんとやりとり
威勢のいい掛け声でお客さんとやりとり



総菜屋さん
から揚げおいしそう! ママは
「サバの煮付が懐かしい。手作りだから
やさしい味ね」だって。
美海ちゃん (妹)

店の奥が厨房で、朝4時半ごろから作っています。ひじき、煮豆、サバの煮付け、から揚げ、ハンバーグ……和洋中30種類ぐらいあるかしら。主菜、副菜、つけものと選んでいただけば1食の献立になりますよ。本牧出身の洋食シェフに教えていただいたオムライスなんていうのもおいています。女優の森光子さん御用達だった味なんですって。地元の店ですから、お客さんとのちょっとした会話が楽しみで励みにもなりますね。
おおの屋 大野孝子さん
おおの屋 大野孝子さん

「お変わりない?」。買い物ついでに一休みしていくお客さんと
「お変わりない?」。買い物ついでに
一休みしていくお客さんと



花屋さん
野菜作り、やってみたいなあ。
ガーデニングもコツを聞けるのが
うれしいですね。
青山さん(お母さん)

明治時代の造園業が始まり。お店では鉢物や切り花、花苗などを扱っています。園芸教室やフラワーデザインの教室を開くこともありますよ。町内会で畑作りをやっていて、地元の専門家として作り方をいろいろアドバイスしています。お花はネットでも販売されていますが、目で見て選んでいただくのが一番。植え方、手入れ、飾り方…何でも直接説明できますから。
本牧ガーデンセンター 細野 仁さん
本牧ガーデンセンター 細野 仁さん

きれいな花が並ぶ店先は、商店街を行く人の和みに
きれいな花が並ぶ店先は、商店街を行く人の和みに



輸入衣料店
レトロなアメリカっぽい品物が面白い!
昔の本牧のことも、いろいろ
教えてもらいました。
亜海ちゃん (お姉ちゃん)

本牧に米軍住宅があった時代に、大柄の彼らが着られる衣服をと、アメリカから直輸入したTシャツやジーパンの店を始めました。40年ほど前のことです。店は当時のままの雰囲気。お客の半分以上がアメリカ人でしたが、今は、地元にも代々のお客さんがいます。子どもが一人で買いに来て、親が後でお金を払いに来るとか、地元のお客さんならではのつきあいですね。
本牧OZ(オーズ) 野田 栄さん
本牧OZ(オーズ) 野田 栄さん

70年代のアメリカっぽい品々が並ぶ。ドルでの買い物も
70年代のアメリカっぽい品々が並ぶ。ドルでの買い物も



ハロウィンでまちを元気に!
本牧エリアでは10月に数か所でハロウィンが行われ、各地がゆるくつながりながら、「本牧のハロウィン」をPRしています。「第4地区南部」のハロウィンは、手作り衣装での仮装コンテストとパレード。商店街も子どもたちへのプレゼントで協力します。毎年、たくさんの参加者が創意工夫の仮装で集まります。「米軍住宅があった時代に本場のハロウィンを見てきた本牧だからこそ、ハロウィンをまちの元気づくりの一つにしていきたい」と皆さん話しています。

今年も10月をお楽しみに
今年も10月をお楽しみに

まとめ
まとめ
みなさんも地元の商店街を歩いてお店の人とお話ししてみると、
きっと楽しい発見がいろいろありますよ!



横浜の商店街カレーNO.1を選ぼうガチカレ―!
8/31(日)まで
ガチカレ―ロゴ

「商店街のうまいもの」をみんなの投票で選んできた「ガチ!」シリーズ。第4弾の今年はカレー。中区からは市内最多の13店が参加。エントリーカレーや投票方法など詳しくは、公式ホームページや各お店にあるエントリーブックをご覧ください。

<中区の参加店>●伊勢佐木町商店街l'atelier build、KJワイナリー ●元町クラフトマンシップ・ストリート元町 久佑、たまや●石川商店街アジアンレストラン&バー サハラ ●伊勢佐木町1・2丁目地区商店街ダイニングバーbond ●中区商店街連合会スポーツカフェ ヤンキィース(セルテ内) ●馬車道商店街馬車道十番館 ●本牧三渓園通り商栄会日中友好食処 本牧玉家 ●本牧リボンファンストリート本牧屋カレー、薬膳café Spring Door ●山元町二丁目商栄会Petit à Petit ●横浜中華街市場通り会馬さんの店龍仙 市場館 
【問合せ】横浜市商店街総連合会 TEL : 662-0874 FAX : 662-5888

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作成:  2014年07月01日 更新:  2014年07月01日 
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